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- 商品開発部 日宇 隆志
(2013年入社) - 営業技術部 矢野下 晴香
(2011年入社) - グローバル事業推進部 梶原 真実子
(2012年入社) - 生産技術部 松ヶ迫 愛
(2013年入社) - 名古屋営業所 山縣 大毅
(2011年入社)
日宇 隆志
発想の幅を広げ、技術に新風を。
ゼロから創造できる喜びがあります。
現在の仕事の内容は?
自動車のNV(ノイズバイブレーション、騒音・振動)に対応する防音材の研究開発です。自動車のウエザーストリップと呼ばれるドア周りのシール製品や、ホールシール防音製品となります。サンプルの作製や音の評価方法など基礎から教わりながら、実車両に開発品を設置してデータを集めたり、競合他社の動向を見極めるベンチマーキングなどを行い、商品開発の指標としています。近年、自動車はエコの観点から軽量化が進められているので、風の音やタイヤの振動をはじめ、これまで聞こえなかったようなノイズにも対応していかなければなりません。軽量化と静粛性能を両立できる防音材を作り、より快適な車内空間を作り出すのが私たちの仕事です。
やりがいを感じる瞬間は?
何回も試行錯誤して「これだ」という結果が出た瞬間はもちろんですが、思い通りに行かなかったとき、探究心や向上心に火がつきます。大学院で有機化学系の研究をしていたこともあり、仮説を立てて、検証して、という過程が苦にならないんです。どんな結果が出るかわからないからこそ、面白い。実際、当社が自動車業界の、防音材の分野に新たに参入してまだ十数年ほどです。既存の製品と競争して結果を出すために、ゴムを使ってどう新しいモノを作っていけるのか、新しいコトができるのか。研究者にとって、ゼロからスタートできる点は大きなやりがいになります。
いつもチャレンジしている事ってどんな事ですか?
お客様との関係づくりでしょうか。私は月の半分は自社で、半分は自動車メーカーに出向して働いています。お客様のニーズを直接伺い、共同で製品の改良や標準化を行いながら、防音製品の開発を実施していくためのポジションです。当社の代表として1、2人にしか与えられない役割をいただいたからには、お客様の疑問にも的確に答え、「面白そうだ」と思っていただける提案をしていきたい。私はつい目の前の部品に集中しがちですが、自動車メーカーの方たちはより大きな世界を見ています。「命を預かるモノ」を作っているのだという高い意識、極限まで突き詰めていく姿勢…考え方や目標の違う人たちと一緒に働くことは、多角的な視点と新しい発想につながると思います。
あなたの「眼差し」の先に見えているものは?
サイドドア周りだけでなく、バックドア・トランクなど別の部分から、住宅などの異なる分野までの開拓です。これからは電気自動車や水素自動車など新しいニーズが高まる時代。防音材の可能性もさらに広がっています。しかもそれは、日本だけにとどまりません。私たちも海外を視野に、欧米メーカーの防音材についてもベンチマークを続けています。軽く、柔らかく、耐候性に富むゴムの強みはそのままに、よりよい製品を世に出して、ドアだけではないんだぞというところを見せたいですね。ゴムという骨格はしっかり保ちながら、固定観念に縛られることなくモノづくりの幅を広げ、新しい風を吹かせられるよう頑張ります。